うめの式

京都在住のワーキングマザーが綴る ミニマリズムな暮らしのこと

おわら風の盆をめぐる旅

闇夜に灯るぼんぼりの淡い光。

哀切ただよう胡弓の音色と、何百年と受け継がれてきたおわら節。

踊る女はいじらしく、踊る男は雄々しく精悍。

届きそうで届かない、悲恋な物語を見るような気分になるのが、

富山県に古くから伝わる「おわら風の盆」です。

 

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数年前にテレビの特番を見てからずっと行きたいと思っていたお祭りで、

ねぶた祭りや祇園祭天神祭りのような派手さは一切ありません。

ただ、夜の街を男女と鼓笛が練り歩くだけです。

それがなんとも美しい。

日本情緒って、ここにあったんだと思わせる風景です。

 

毎年9月1~3日まで行われるこのお祭りには、

全国なら何百万という人が訪れます。

それはもうごった返しなので、人ごみが嫌いな人は、

一般の観光客が去ったあとの22時~深夜か、

8月後半から行われている前夜祭に行くのがおすすめです。

(わたしも来年はそうします!)

 

 

 

今回は夜行バスで一路富山へ。

富山駅到着は午前6時半。

ネカフェも満喫もないのは調査済みなので、

そのまま電車を乗り継ぎ、氷見駅へ向かいます。

そのまま道の駅でもある氷見フィッシャーマンズワーフ「海鮮館」へ。

 

8時から始まる朝市を見学。

取れたての岩牡蠣をいただきました。

1つ4~500円。うん。美味。

 

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この町、実は藤子不二雄Aの出身地。

町のいたるところに忍者ハットリくんのモニュメントがありました。

それらを見ながら町を散策。海辺の町っていいですね。

お盆も過ぎ、朝も早かったので人出もなく静か。

 

駅近くのスーパー銭湯にて温泉とサウナを満喫。

お腹も減ってきたので、寿司・割烹「万葉」さんにて海鮮丼をいただきました。

風呂上りなので、ビールも忘れません。

 

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お腹もいっぱいになったところで富山へ戻ります。

そこからおわらの本場、越中八尾駅へ。

風の盆の期間中は電車に乗るにも整理券が必要です。

ホームがごった返して危険なので。

時間には余裕を持ってでかけてください。

 

さんざんお祭りを楽しんだあとには、

再び富山に戻って、酒の旅。

あらかじめ調べておいた「岬」へ行く。

ここではシロガイという富山と北海道でしか取れない貝をいただきました。

 

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お酒は富山の「立山」といもの。辛口でうまい。

たんぱくなシロガイとよく合います。余裕のおかわり。

 

 

お母さんがひとりで切り盛りしていて、

小さいながら温かさを感じるお店です。

常連とおぼしきサラリーマンに牡蠣をおごっていただきました。

この貝が超うまい!今まで食べた中で一番うまかった!

女の子は得です。

 

 

 

翌日は滑川を観光。

 

 

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こちらは駅の売店で買った名物白エビの押し寿司です。

正直駅の売店のものだったのでそこまで期待していなかったけど、

くそ・・・・美味い。

 

ホタルイカミュージアムに行ったのですが、

なんと生きたホタルイカが見れるのは5月までとのこと。

仕方ないので白エビのフライとホタルイカの酢味噌和えを食べる。

そして足湯をしながら海をながめて腹ごなし。

うん。気持ちよい。

 

 

 

〆は富山の黒ラーメンです!

富山で食べられなかったので、京都伊勢丹内の拉麺小路でいただきました。

 

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醤油味の濃いやつと思っていただければ結構。

しかしね。うまいよ。やるよ富山。

他にも富山には五箇山とか黒部峡谷とか見所があるのですが、

あいにく台風に見舞われたので帰還しました。

来年も、絶対いくわ、富山!

 

 

 

寿司・割烹「万葉」

http://r.tabelog.com/toyama/A1604/A160402/16000606/

 

「岬」

http://r.tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16002721/