島チャリの旅@石垣島③
バンナ丘公園から川平湾を目指す。
【10月5日(火)朝・天気:晴れときどきくもり】
バンナ丘公園を死にそうになりながら登ったあとは、下り道。
「登った分、下りがあるよ」という友人の言葉が
何よりも支えになった瞬間。
イージュー★ライダーを聞きながら足を投げ出して、
車が全然こない道をひたすら下り続ける1本道。
川平湾を目指す。
途中、ヤギもいる。
途中、沖縄そばも食べる。
ちなみに、島トウガラシを入れすぎて途中から唇が腫れた。
辛いというより痛い。
いや、しかしうまかったです。満腹!
山道続きだった208号線は、
元名蔵で海岸線79号線に入る。
石垣島に来てからまだ一度も海を見ていないわたくし。
やっと海ーーーーーー!
と、思ったらあいにくのくもり。
うーん。あんまりきれいじゃない。
でも、こういうのみると、沖縄ってかんじがする。
引き潮だったので、カニがいっぱいいました。
79号線をさらに北に進み、
最後の山道を登ったところで、
2日目の宿、川平湾に到着しました。
川平湾は日の傾く方向によって海の色が変わっていく美しいビーチ。
この時期はマンタが回遊するマンタスポットへもぐるべく、
至るところからダイバーたちが集まります。
この川平湾にすてきなゲストハウスがあることは、ネットで調査住み。
さっそくお電話。
「はい、イリワです」
「今日そちらのドミトリーは空いてますか?女一人です」
「女性一名ですね、大丈夫ですよ」
「今自転車で近くまで来てるんですけど、場所がよく分からなくて」
「? クラブメッドの方ですか?」
「いいえ。(なんだクラブメッドって?)」
「あ、そうですか・・・じゃあゴニョゴニョゴニョ」
道順を教えてもらってついたのがこちら!
ゲストハウスイリワ!
素泊まり1泊2000円。
母屋にて迎えてくれたのは、
美人オーナーのまゆさん。
ママチャリでリュックサック背負ったわたしを見て、
「町からママチャリできたの?!」という驚きよう。
クラブメッドって、川平湾にある会員制の高級リゾートホテルで、
そこの宿泊者が興味本位で来たのかと思い、
さきほどの会話である。
残念ながら、東京からの貧乏OLです。
簡単な施設案内をしてもらい、荷物を下ろす頃、
ドミトリーの仲間もちらほらと戻っていらした。
先にビールの買いだしを済ませ、シャワーを浴びる。
手には豆。
山道を4時間も走り続け、お尻は痛いし、
ペダルを何度もスネにぶつけあざだらけ。
でも、暑いシャワーが心地よかったよ。
冷え冷えのビールを持って屋上に出れば、
川平湾を見渡すことができて、
風は気もちよいし最高な気分!!
明日は何をしようか。
いや、何もしなくてもいいか。
どこまでも自由。
そんなすばらしい気持ちでした。