うめの式

京都在住のワーキングマザーが綴る ミニマリズムな暮らしのこと

出産レポ③

午前7時に入院。子宮口は3㎝。

 

午後3時、子宮口5㎝で先生により人工破水。

 

午後6時、猛烈な痛みにより大絶叫。陣痛室から分娩室へ。

 

午後8時30分、子宮口全開。

 

 

 

午後5時以降は時計見る余裕がなかったので、

 

上の時間は後から旦那に聞きました。

 

とくに分娩室移ってからの2時間半は地獄が永遠に続いているようで、

 

(しかしBGMはコブクロ

 

本当につらかった!終わりが見えないんだもの。

 

 

 

汗だらだらで、髪もボサボサで、すごい人相だったでしょう。

 

ウンチもおそらくもらしていたので←自分じゃわからない

 

旦那はよく側にいれたなーと思いました。笑

 

 

 

 

そんな悲惨な状況を救ってくれたのが、

 

「いきんでいいですよ」という助産師さんの声。

 

悪魔が天使にかわりました。本当に、天の声かと思ったんだもの。

 

本当に、いきんでいいんですかっ?!(あんなにダメって言ってたのに?!)」

 

「はい、どうぞ」

 

ここでよっしゃーーーーーー!!!といきみまくります。

 

助産師さんの「ここに力入れて!」という場所を意識し、

 

ふんぬーーーー!とあらん限りの力をこめいきみます。

 

いきむというか、ふんばります。

 

でも赤ちゃんが下りてきた感覚って全然ないのね。

 

陣痛のタイミングと、助産師さんのかけ声に合わせとにかくふんばるのみ!!!

 

 

 

すると助産師さんから

 

「頭もう見えてるよ!! 触ってみる?!」

 

との声が。しかし、こちとらそんな余裕はなく

 

「いい!!!」とタメ語で拒否。とにかく早く出したい。

 

いつのまにか先生もそばにいる。

 

ゴールは目の前なのか?!と思っていたら、

 

急に「力抜いて!!」と言われました。

 

(え?? 今までさんざんいきめ、いきめ言ってたのに?)

 

先生も「力抜いて! ベッドから手離して!」

 

(力抜く?! どうやって?! 力ってどうやって抜くんだっけ?!!)

 

先生「手、胸の前でくんでごらん」

 

助産「ハッハッハッハって息吐いて! 息吐いて! もう出てるから!」

 

わたし「え、もう出てるの?!」

 

旦那「もう出てるよ!」

 

わたし(わたしより先に見たのかよっ!)

 

 

 

 

……そんなわけで、出てきた瞬間が全然わかりませんでした。

 

しかも先生「あれ。へその緒が短いね、切っちゃうね。いい?」

 

とへその緒をカット。

 

その後改めて旦那がカットしておりました。

 

妊娠中、最後の最後まで不安だったのが、

 

へその緒が首への巻き付いてしまうこと。

 

しかし、わたしの場合巻き付く余裕もないほど短かったそうです。

 

旦那も短かったと言っていましたが、わたしは見る前に切られてしまったので

 

よくわかりませんでした。何センチくらいだったんだろう…。

 

 

簡単に拭かれて胸の上にやってきた赤ちゃんは小さく、

 

それでも「3400グラムありますね」と言われたときには

 

「でけーな」と思ったり。

 

とにかく痛いのが終ったーーーー!と号泣しました。

 

かわいい!!とか

 

嬉しい!!とか

 

生まれてきてくれてありがとう!!みたいな感動的な涙でなく、

 

痛みから解放された安堵感からの涙でした。笑

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(生まれた翌日の我が子。髪の毛ふさふさやな)

 

 

 

胎盤なども無事に出て、2時間ほど分娩室で休んだのち、

 

旦那に支えられて入院部屋へ戻ったわけですが、

 

出産当日に自宅へ帰る欧米人は本当にすごいな!と思いました。

 

あと、変な話、トイレで声を押し殺して出産なんてイヤなニュースを

 

たまに聞きますが、あれは絶対に無理だと思いました。

 

産前によく歩いたので体力はまだ残っていたけれど、

 

それでも病室まで行くのにヘロヘロだったもの。

 

 

 

あーあ。夕飯食べ損ねたなーと思いながら、その日は死んだように眠りました。