うめの式

京都在住のワーキングマザーが綴る ミニマリズムな暮らしのこと

第二子出産レポ②

 

umenoshiki.hatenablog.com

 0時頃、15~20分間隔でお腹の痛みがスタート

病院への連絡目安である10分間隔になかなかならないまま、

お腹の痛みだけが強くなる

我慢できず、6時過ぎに病院へ電話

8時入院

9時出産。病院到着から1時間の超スピード出産でした

 

 

赤ちゃんが出てくるやいなや、触りたくて仕方がないお兄ちゃん。

まわりの看護師さんが忙しく動き回る中、

「赤ちゃん見せて、赤ちゃん見せて」と駄々っ子に。

たしなめる夫。

分娩台の上であっけなく終わってしまったお産に思いをふけるわたし。

二人目はお産が早いとか、

いやいやそんなの関係なく大変だったとか、

いろいろな経験談を見聞きしてきましたが、

ひとつ言えるのは、十人十色だってこと。

 

前回も見せてもらったはずなのに全く記憶に残っていなかった胎盤

お産が楽だったこともあり、今回はばっちり見てきました。

 

なんか……肝臓みたいよね!

肝臓見たことないけどっ

 

ただ、子宮の壁からあの大きな、

臓器と言っても過言ではない組織がはがれて出てくるのだから、

そら血も出てくるし、悪露だって続く人は続くよね、

 

……なんて思っていたんです。

 

「弛緩出血」

 

言葉では知っていました。

分娩後、子宮の収縮が悪くて出血が止まらなくなる状態。

お産に時間がかかると起こりやすいと聞いていましたが、

速すぎても起こるそうです。

そう、わたし、血が止まらなかったのです。

 

分娩台の上でも、

そのあと運ばれた休憩部屋でも、

助産師さんが膣に指をつっこみ、閉じたばかりの産道を広げ、

お腹の上から子宮をグイグイ押して中に溜まった血を出す。

そのたびにジャバジャバと出血しているのが自分でもわかりました。

これが痛い。

何度も何度もやられるものだから、

一瞬で終わったお産よりもしんどい。

 

そして助産師さんがぼそっと

「卵膜残ってるかも」と。

 

胎盤を見せてもらったときに、

赤ちゃんを包んでいた卵膜も一緒に見たのですが、

そのとき確かに

「これが胎盤です。卵膜は少し破れてしまったけど、

 ここに赤ちゃんが入ってて(以下どうのこうの)」

と言ってました。

 

すぐさま経腟エコー。

またしても出したばかりのところに突っ込まれる器具の数々。

痛い……。

残っていた卵膜を取り出し、出血を止めるための点滴を追加。

子宮は順調に収縮しているものの、出血は止まらず、

出血量が1000mlを超えたところで、頸管に(風船)を挿入しました。

鼻血を止める要領で、中から圧迫止血を試みるというのです。

先生から説明を受けた夫も、「なんか、大丈夫?」と心配そう。

息子ばかりが「ポテト食べたで!」と昼ご飯の報告をしてのんきそう。

 

この日は病室には戻れず、

下半身はバルーンと導尿の管、

血栓予防のためふくらはぎを刺激し続けるマッサージ機のコード、

腕は抗生剤と子宮収縮の点滴、

増血剤を入れるためのチューブは注射針とともに腕に巻き付けたままという、

とにかく管だらけの状態で一夜をリカバリールームで過ごすことになりました。

 

寝返り? うてませんよ。

 

赤ちゃん? 一瞬しか抱いてませんよ。

 

歯磨きもベッドの上でうがいも手渡されたトレーへ、ペッ。

歯ブラシも洗ってもらい、

体もふいてもらい、

食事の配膳も下膳もぜーんぶしてもらい、

なにやら申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

気持ちが元気なだけに。

 

スピーディに終わったら超ラッキー!くらいに思っていたお産で

まさかこんなことになるとは思ってもみませんでした。

 

レポ、もう1回続きます。